家庭用品品質表示法「繊維製品品質表示規定」の改正について

～指定用語の「アクリル系」から「モダクリル」に変更になります～

2020年11月に「JISL 0204-02繊維用語（原料部門）ー第2部：化学繊維」が改正されたことに伴い、家庭用品品質表示法（昭和37年法律第104号）に定められた繊維製品品質表示規定の第六条（指定用語）が改正されます。

改正内容

JIS L 0204-02の改正で「アクリル系」を「モダクリル」に変更（対応国際規格の英文用語の呼称に合わせた用語への変更）されたことに伴い、「家庭用品品質表示法繊維製品品質表示規定」で定められている指定用語においても「アクリル系」を「モダクリル」へと変更されます。

◇公布・施行時期：2022年（令和4年）1月1日
◇経過措置期間：2022年（令和4年）12月31日までの期間

施行及び経過措置の流れ（予定）

経過措置期間の考え方※

●2022年12月31日以前に「アクリル系」の表示を付けて出荷した製品については、2023年1月1日降も表示を「モダクリル」に変更する必要はありません。

●2023年1月1日以降に「アクリル系」の表示を付けた製品を出荷できません。

●2022年1月1曰以降販売される製品においては、「モダクリル」表示を推奨します。

※経済産業省事前説明会資料(2021年9月）による

【参考】モダクリル（アクリル系）繊維について

ポリアクリルニトリル系合成繊維のうち、アクリルニトリルの質量割合が85％以上のものを 「アクリル」、その他のものを「モダクリル（アクリル系）」と区別されています。「モダクリル」は 難燃性に優れており、難燃素材やかつらなどに使用されています。

主な用途：防災作業服、フェイクファー、毛布、じゅうたん、カーテン、椅子の生地、寝具、かつら等